ぱぴえ図書館


ぱぴらぼ

ぱぴえ図書館の【ぱぴらぼ】では、実用的で有益な情報を皆様にお届けしています。ぜひご覧下さい。

ぱぴらぼ①

B-4マリン 使用方法・水槽実験

◆水槽立ち上げ 2008/5/7

1.90㎝×45㎝×45㎝水槽に人口海水を敷き詰める。メ-カ-の使用方法に従い投入量を決定。


2.水槽に水道水を入れ、水槽上部まで水を入れ、パッキングされた魚(コバルトスズメダイ)が入った袋を浮かせる。


3.子供の拳ぐらいの大きさのライブロックを投入。まだ完全に人口海水の塩が溶解していない。


4.エ-ハイムのエコフィルタ-の最上部のウ-ルマットにB-4マリンを約3分の1程度、振りかける。濾材はトノ-(樽型)セラミックをスポンジフィルタ-の上に敷き詰める。濾過器にセットして濾過スタ-ト。


5.海水の比重と水温を確認。まだ人口海水は、完全に溶解していない。これで生体を投入するが、今までの『常識』では絶対無理!


6.パッキングされた袋から生体を水槽に放す。右端の解けきっていない塩の上に集まりあまり動かない。


7.24時間経過した。1匹も落ちず、元気に水槽を泳いでいる。底に沈んでいるのは、フィルタ-から排出されたB-4マリン。


8.72時間後の写真。濾過器の排出パイプ付近に魚が集まり、盛んに何か補食している食物連鎖が始まったのだ。体の小さかった2匹死亡。

自然界では、毎日のように多くの命が失われ、新しく誕生している。現在、この水槽には、13匹の魚と2匹の甲殻類(キャメルシュリンプ)、2匹の貝が生命を保っている。ある朝、我々は魚の死骸らしきものを確認した。それは、3時間後には完全に形がなくなった。死んだ魚は、他の魚やエビ、貝に補食され生命の維持に役立った。そして、それは排泄物となって体外から放出され、バクテリアによって完全分解され、そして、バクテリアは食物連鎖の末に魚のエサとして濾過器の排水口より出てくる。現在、この水槽は立ち上げて1ヵ月が経過した。その間一度も換水もしなければ、ガラス面の掃除もしていない。この実験はまだまだ続く。最終的には、50匹の魚を投入する予定であり、もし飼育されている生物が死亡しても私達の手で水槽外に出すことはない。わずか90㎝の水槽で完全な自然界と同じ食物連鎖の輪が続いているのだから。


9.この間、換水無し!ベアタンクの底に溜まったゴミの吸い出しで2~3リットル抜き蒸発分、5~6リットル給水した程度。 現在の水温は、何と29度突破ながらキャメルシュリンプも元気に脱皮しています。 定期的にB-4マリンをパラパラと水面に振り掛けていますが、魚がたべてます。 しかし、明らかにエサが不足、流石に排水パイプから出てくるプランクトンでは、46匹の腹は賄えません。 仕方なく、ビ-シュリンプ用のエサ、G10をパラパラと水面に振りかけると、縁日の金魚すくいの金魚みたいに一斉に水面で口をパクパクして食べてます。

 


近々、フィッシュジャパンさんのご好意でルリスズメ50匹追加投入する予定です。
しかし、簡単に淡水魚飼育キットレベルでB-4マリン使えば飼育できちゃうんです。
業界人のA氏の話では、ゆっくりなら水温は、33度までなら何とか大丈夫?
しかし、アンモニアが限りなく“0”なら少々水温が高くとも問題ありませんね。
それとPhですけど、8以上維持しています。この辺がポイントです。

最終的には、90センチ水槽で外部濾過器1台のみの生物濾過で、ルリスズメを100匹飼育に挑戦します。
某雑誌編集者は、《ベアタンクなのが凄い!》と感心していました。底床材を使用すると生物濾過は、
もっと安定します。海水魚飼育で失敗の原因につながる事を書いておきます。

水槽の設置してある場所は、喫煙厳禁です。煙に含まれるニコチンは簡単に水に溶け込みます。
毒性が強いので生体に必ず悪影響が出ます。

水槽は、出来る限り密閉する。エア-レ-ションは、止めた方が無難です。
水槽にホコリ、チリ、カビの胞子、バクテリアの芽胞なんぞが入ると厄介です。
閉鎖循環水槽では、水質が全てです。 海水を家庭で排水する場合は、必ず水道水を出して排水する事です。
あるいは、海水を排水したらしばらく水を流して下さい。排水管は、ほとんど材質が鉄です。サビます。
特にマンションなんか気をつけてください。
まさか、一般家庭から海水を捨てているなんて誰も想像しないでしょう。



経過その2 2008/08/20
現在、正確に生体をカウントすると94匹です。
シュリンプ2匹、清掃係の貝2個で、タンクの生物は98となりました。
水温は、午前中28度前後で午後2~3時で29度突破します。
会社がビルの中なので、輻射熱で部屋全体の温度が上昇しています。
家庭用のエアコン2台使用していますが、室温は30度以上あり、扇風機で冷気を拡散していますが、
パソコンの熱も侮れません。しかし、まったく魚体に変化なく、シュリンプも脱皮しています。
一応、水温を下げるためのク-ラ-は待機していますけど、室温が上昇するのでペットボトルを凍らせ、そ
れで午後から水温下げてます。2度は低下可能。維持不可。

《実験から判明した事実》
このホ-ムペ-ジを見て、何人かの人から連絡を受けました。
この実験の意味と意図するところは、最初にB-4マリンの効果を再確認する事。
この生物濾過バクテリアを使用すれば、もっと簡単に海水魚飼育が可能になります。
海水魚飼育の最大のネックは、《換水》だと考えます。人工海水を造る手間とコスト、
これが長期間換水しなくとも可能なら誰でも手軽に海水魚の飼育が楽しめます。
実験水槽は、現在、2ヵ月以上経過してペ-ハ-の低下もアンモニアの上昇も発生していません。

実験協力
フィッシュジャパン
パウパウアクアガ-デン新宿

 

はぴらぼ②

ぱぴらぼ ソイルK-6の使用・セッティング解説

◆ソイルK-6の使用、セッティング解説 1.水草の育成のポイントは、その種類によって底床材を使い分ける事がポイントになります。 極端に申し上げれば、ソイルでないと生育がむつかしい種類もあるからです。 2.ソイルとは、簡単に説明すると”土”です。しかし、そのまま土を底床材として使用するのは困難です。ドロ状に変化して”根腐れ”(根に酸素を含んだ水が届かない)状態となり生育不良となります。そのために”粒状”に加工したものです。材料は、土以外の砂なども配合し、熱加工して簡単にドロ状に変化しないようにしてあります。K-6の特徴は、耐久性能にあります。簡単にくずれないように加工してあります。 3.写真1のようにソイルを水槽に敷き詰めます。この水槽では、約6キロ使用しています。ソイルを水槽に敷き詰めると、その上から新聞紙で覆います。ホ-スの先端に濾過用のスポンジなどをつけて、最初は、ゆっくりと滲ませるように水を入れていきます。


4.水槽に水が約半分程度入ったら、一度給水を止め、新聞紙を取出します。そして、水面に浮遊しているものをネットですくい取ります。


5.そして再び新しい新聞紙で水面を覆って給水していきます。


6.水槽に必要なだけ水を入れたら新聞紙を取出します。


7.この段階で水草を植え込んだり、魚を入れるのは無理です。ソイルはゆっくりと水圧を受けて必要以上の栄養分を放出しはじめます。12時間もすれば、生きものを入れなくともアンモニア濃度は上昇していきます。濾過器を回しても濾過が追い付きません。換水が一番の対処方法です。

8.換水を3~4回してから水草を設置していきます。今回は、流木に植え込んだアヌビアス・ナナを入れています。


9.水草をセットしてからの換水の後の給水は、水面にプチプチマットを利用するのが一番です。ホ-スなどで水を流し込むと水流が発生して底床のソイルが巻き上がります。


10.ソイルが必要以上の栄養分を放出したらアンモニア濃度も低下します。パイロットフィッシュを入れるか、試薬で確認して下さい。アンモニアは、よほど濃度が高い数値を示さない限り水草には影響しませんが、生物は確実に影響を受けます。水温が高ければ高いほどアンモニアは活性します。濾過をスタ-トさせ生物濾過で処理するか、アンモニア濃度が高ければ換水するのが一番の対処方法です。K-6は、鉄分などのミネラルを多く含んでいます。植物は、鉄分がなければ葉緑素が生産できません。しかし『過ぎたるは及ばざるがごとし』で過剰な栄養分は、コケなどの発生につながります。水槽をセットした初期の段階では、早いサイクルで換水する事をお薦めします。



番外編 おまけデス。給水する場合は、水の溢れには皆様も十分お気をつけてくださいね。今回の実験水槽立ち上げで水をあふれさせ、事務スタッフの皆さんにカンカンに叱られました。トホホ…


ぱぴらぼ③

ぱぴらぼ インペリアル ゼブラ プレコ 繁殖

◆インペリアル ゼブラ プレコ 繁殖データ採集中

1.インペリアル ゼブラ プレコ
現在、この種類は、現地のブラジルで採取も移送も禁止されている希少種。
水槽内で繁殖記録は多く、ポイントさえつかめれば繁殖は、それ程困難ではない。

これを最初に発見し、世界に紹介した松阪氏の話では、発見した川の上流で開発が進み、
環境が激変したために(開発が入る前は、透明度の高い清流が今や赤茶けた水)
最初の発見場所から姿を消したらしい。

日本のマニアの手で繁殖させ、アマゾンに帰せるぐらい繁殖できれば……夢あります。
現在までに判明した事実を書いておきます。


ベアタンクの90×45×45の水槽。上部濾過器と外部濾過器の2システム。陶器のパイプだの素焼きの植木鉢だのが沈んでいる。


パイプの中や植木鉢の中に潜むのは、 インペリアルゼブラプレコ。合計で7匹の成熟個体。
ここで幾つかの実験観察を行い、 繁殖データーを収集しているのダ。
与えるエサと排泄物の関係 (とにかく排泄物の量の多さにはウンザリする)などetc...

2.とにかく縄張り意識が激しく、狭い水槽だと個体同士が争い、傷つきます。
その傷が元で死亡する事も多く、出来るだけ大きな水槽と隠れ場所が必要です。
明るい場所、振動、大きな音は苦手の様子でそれらがあると隠れてしまう。
観賞魚には向いていないかも?!

3.水温に関しては結構柔軟性があり、23~32度ぐらいまでは対応しています。
現地では、早朝と昼過ぎでは、水温に変動があるとの話です。 水温変動には、強いが水質にはかなり敏感。
実験水槽の水質は、PH7.5~7.8と弱アルカリ水質です。
PHが低下して7を切るとエサを極端に取らなくなります。
換水は、2日に1度、約16リットル換水しています。

なにしろ大量のフンが出るもので掃除と換水を兼ねています。
換水する水は、PH7.1ですが、B-4を投入し、PHを上昇させています。
B-4は、エサのように食べています。 エサは、B-4以外に赤虫、コペポ-ダ-、タブスなどです。

こんな事を書いていたら、水棲菌に侵された(ワタ毛のようなもの)物質が水槽内を漂っているのを発見。
中心核の部分は、やや黄色味がかかっているひょっとして?
朝方、日課になってしまった換水とフン掃除。突然、動く物体発見!
サイズは7~8mmオタマジャクシのようだ。確認できた個体は4匹。繁殖したのだ!

この時の水温は、27度前後、PH7.6。


写真3~5それから72時間経過した個体の写真。
ゼブラ模様がちゃんとあります。集まってあまり動ない。一匹撮影のためにシャ-レ-に移動させる。

※ 東京・板橋のショップ、ネイチャ-クラブの渡辺店長は、何度もブリ-ディングに成功しており、
アドバイスをもらう。親から別の水槽に隔離した方が安全。エサは、ブラインシュリンプを与える。
この2点がポイントらしい。一匹のみ隔離。実験は継続。


ぱぴらぼ④

ぱぴらぼ 飼育&繁殖ガイド ホワイト グロ-ブ

◆スラウェシ シュリンプ = ホワイト グロ-ブ 飼育&繁殖ガイド

今まで比較的飼育が難しいと考えられていたスラウェシシュリンプの一種であるホワイトグロ-ブ、
簡単に飼育が出来て、しかも繁殖も容易な方法が判明しましたのでお知らせします。

これを機会是非、繁殖に挑戦して下さい。
ご用意いただくもの
1.写真の製品は、トリオさんで出している20センチキュ-ブ水槽のセット。
親切に外部濾過器から照明器、水温計からガラスの上蓋まで付いています。


2.他には、当社の底床材MS-13とお馴染みのバクテリアB-4。それに飼料のG-10の3点を購入してください。※MS-13は、現在、製造販売しておりません。


3.それと、繁殖→あっけなく増えました。稚エビが外部濾過器の吸入口に吸い込まれるとマズイのでスポンジフィルタ-写真はテトラ社のものを半分に切って外部濾過器の吸い込み口にセットします。


底床材のMS-13は、セットする前によく洗って下さい。※MS-13は、現在、製造販売しておりません。

飼育の準備
4.最初に水洗いしたMS-13を水槽に敷きます。この水槽サイズだと半分(500g)程度です。


5.いきなり水を注ぎ込むと砂が舞い上がります。
お薦めは、底床材の上にプチプチマットか新聞紙を上に敷いてゆっくり水をそそいでいきます。


6.水槽に水を入れてセットしたらB-4の液体は、全部入れて下さい。


7.外部の濾過器には、B-4の粉末をほんの少量パラパラと入れて下さい。


8.これで基本的なセットは完了です。濾過器のコンセントに入れ水を循環させます。


9.水槽には、セラミック(焼き物)かプラスチック製の流木のようなものがお薦めです。 本物の流木の場合PHが低下する場合があるので注意です。水草はウィロ-モスが便利です。


10.この水槽の状態は、水温が29度。PH7、3です。
換水は、10日に一度程度で、なんと!普通のコ-ヒ-カップ2杯程度。後は足し水で飼育しています。
換水した前後に稚エビが現われました。 24時間以内に最初の脱皮をするようです。


11.このエビの飼育のポイントは、水質です。 PHが6、5を下回ると明らかに不調になります。
それとエサです。 飼育にはG-10を5日から一週間に一度程度、
しかも(一振りしか与えていません)皆さんお話を聞くとエサの与えすぎで失敗しているような気がします。
それと、購入して飼育水槽に移す場合の水合わせが最初のポイント。

点滴の要領で少しづつ飼育水に慣らして下さい。いきなり水槽に入れると数時間でほぼ全滅する危険あり!
換水したり、足し水した後に濾過器にB-4をほんの少量追加しています。
バクテリアは、多く入れれば効果が増えるものではなく、水量と飼育密度によります。
この程度の飼育密度と水量であれば、B-4の60センチタイプで約半年は使えます。
B-4って少量で効果があるのがいいところなんですょ。

ちなみにビ-シュリンプもこのMS-13とB-4、G-10で十分繁殖しています。
MS-13は、取り扱っているショップが少ないのですが、銀座のパウパウさんに行けば入手可能です。
是非、繁殖に挑戦してみてください。※MS-13は、現在、製造販売しておりません。


 



アクアリューム基礎講座

 今回から今までに一般のマニアの皆様からお問い合わせいただいた質問やご意見、御批判を含めて、私達の考えを明らかにする時期が来たと考えました。
 私達の志、目的は、アクアリュ-ムホビ-を一つの文化にしたい。いつまでも外国の飼育方法の模倣ではなく、この国に住む私達の手で観賞魚飼育方法の一つの手法を確立させたい。だれでも簡単に魚の飼育を楽しみ、水草の水景を楽しみ、魚達の繁殖の喜びを知ってほしいそんなふうに考えたからです。
 文化とは人間の生活様式とも規定できると考えます。多忙な一日を送り、水槽の前に佇み、一日の疲れを癒し、人工的ではあるにせよ自然に溶け込めるひとときは、確かな至福の時間なのです。観賞魚飼育は、確実に技術的に進歩しています。私達が初めて熱帯魚飼育を始めた30年以上前と比較すると飼育タンクも飼育器具も格段に進歩しています。しかし、飼育器具の発達と飼育技術の発達は必ずしも比例していません。
 私達が考えるのは、模倣ではなく、海外からも模倣される飼育技術、それは、日本のアクアリストの飼育技術が世界トップレベルの評価を受けることなのです。
 科学の発達とは、ライト兄弟の複葉機からスタ-トし、現在では世界の五大陸に一度に500人の人間を運ぶ事が可能であり、ワットの蒸気機関車から始まった鉄道輸送は、現在は高速鉄道となり、一度に1000人以上の人間が大都市を移動できる時代となりました。観賞魚飼育システムが、いつまでも経験認識から語られる時代を超え、近代科学としての、生物学や細菌学、薬学などの領域から解明される時代が到来していると確信するものです。仮説から真実を証明する手法としての実験科学は、重要な役割を演じます。  私達は、皆さんと共にこの新しい飼育技術の確立に取り組みたいと願うものです。
 ご意見、御批判をお待ち致します。

アクアリューム基礎講座


リクガメ飼育ガイド

リクガメ飼育ガイド